iPhone6ネジの入れ間違いによる基板修理
こんばんは!
iPhoneの基板修理を行なっている
Fix mart 岐阜本店です!
本日は兵庫県よりiPhone6の基板修理依頼をいただきました!
機種:iPhone6
症状:画面表示不可
対応:基板修理
今回の症状は、iPhoneのバッテリー交換を行なって組み立て直すと画面が真っ暗でなにも映らなくなってしまったそうです。
これはバックライト故障とは違います!
バックライトであれば、うっすら画面が見えますので。。。
今回は真っ暗です!
店頭のバッテリー、画面を使い再チェックをしましたがやはり真っ暗
PCでしっかり反応はしているので、最悪な状態ではないですね!
さてここからどこが悪いのか探していきます!
実はいつもであれば、すぐみるところなぜか今日はみるのを忘れ
それに気がつくがおそかった。。。。
一生懸命コンデンサー等をチェックしていて、見つからず。。。
そして最後に思い出し見てみると。
画面のコネクターを抑えるプレート。。。
5本のネジで止まっていますよね!!
このうちの左下のネジを長いネジをしめてしまっていて、下の回路を完全に削っていました。
いつもはネジを外す時に確認するのですが、忘れていました。
正直反省です、もっと早くきづけば当日修理で返送できたのですが
申し訳ないです。。。
故障箇所をみつけたのであとは修復をするだけ!!!
なんですが、いつもとは様子が違います。。。
通常は、軽く削られている程度なのですが
今回は、ネジを何回か長いのをつけたり外したりしている内にかなり深く削ってしまっています。
銀色の丸の中の黒い部分!
ここは本来は真っ黒ですが、現状は胴色の部分があります。。
これはネジで回路を削ってしまった事を示しています。
ここの回路は、画面を映し出す回路が通っていて断線すると画面はつきません。
そして回路は何層にもなっていて、この大事な回路は上から2層目!厳密には4層目?
回路は2層目ですね!
しかし今回は3層目まで行っています。。
ここの近くの回路は9本。
そのうちの6本が断線。
内一本は、直接CPUにつながっていますのでなんとしても回路をだしてつなげなければいけません。
写真は全ての回路をむき出しにして、邪魔なところは硬化剤で保護しておきます。
かなり大きくめくっています。
理由は3層目のCPUへいく回路が断線していてぎりぎり半田ずけできるところまでむき出しにするにはこれしかなかったです。
回路は通常保護されていますが、この保護の役目をするものが崩壊していて回路自体はかなりぼろぼろで
首の皮一枚と言ったところです。
しかしここまでしっかり回路をだせれば、あとはつなぎあわせていくだけです!
つなぎ合わせるのにつかうのは、髪の毛の細さのエナメル線ですね!
かなりの練習をつまないと、とても扱う事は難しいものです!
最初はまともに半田すら付けれませんでしたから。。。。
順番に半田をして、硬化剤をうまくつかいながら作業を終わらせます!
みためは悪いですですが、しっかりつながっています!
そしてしっかり起動しましたよ!!
よかったぁ!!!
作業時間は4時間ほどでした。
回路をだすのにかなり時間をつかいましたね。。
回路図だけでは、感覚的に厳しいので壊れたiPhone6の回路を掘り出ししっかり確認をしながら作業しましたね!
基板修理は、手抜をするとほぼダメです。。。。
まっいっかは天敵なんです。
1つづつ確実に行う必要があります。
なので真似してはダメですよ!!
でもしっかりなおせたので良かったです!!
なにかお困りごとがありましたら、お問い合わせください!
ありがとうございます!